妊娠中にお口の中におこる変化
1.むし歯ができやすくなります
原因は?
- ホルモンバランスの変化によって唾液が粘っこく、酸性に傾くためお口の中の細菌が増えます。
- 妊娠初期や妊娠後期は食事を小分けに何度もたべるようになることがあり、お口が汚れやすくなります。
- 「つわり」による体調不良で歯磨きが困難になったり、嘔吐したりすることでお口の環境が悪くなります。
新しいむし歯ができるというよりは、今まであったむし歯が大きくなることが多いです。
MATERNITY
妊娠中はホルモンバランスの変化によってむし歯や歯周病になりやすくなります。妊娠中は適切なタイミングで適切な治療を行う必要があります。
また、妊娠中の方だけでなく、そのご家族や妊娠をお考えの方にも受診をおすすめいたします。
新しいむし歯ができるというよりは、今まであったむし歯が大きくなることが多いです。
重度の歯周病は肺炎や糖尿病など全身へ影響を及ぼします。また歯周病は陣痛を促すプロスタグランジン産生を促進するため、早産による低体重児出産の原因になるといわれています。
一般的に治療可能なタイミングは妊娠中期(妊娠5〜7ヶ月、16〜27週)です。
妊娠期間や状態によって使用できるお薬が制限され治療が難しいことがあります。
受診の際には妊娠していること、何週目なのか、お母さんの体の健康状態、産婦人科の先生の意見等をお伝え下さい。